今回は「やらなきゃ…でもできない…」そんな気持ちがふっと楽になるお話をしますね❣️
気づいたらずっと心の片隅に引っかかってることってありませんか?
今回はそんな「やらなきゃと思ってるのに、なかなか手をつけられないこと」についてお話します。
「やらなきゃいけない」は本当に“やらなきゃ”なのか?
「やらなきゃ…」って思ってるのに行動に移せないとき、自分を責めてしまうことって多いですよね。でも、ちょっと待ってください。それって、本当に“やらなきゃいけないこと”なんでしょうか?
心理学ではこれを**「認知のゆがみ(Cognitive Distortion)」**のひとつと捉えます。
特に「すべき思考(Should thinking)」に陥っている可能性が高いんです。
たとえば、
「毎日掃除をしなきゃだめ」
「SNSも更新しないと置いていかれる」
「資格の勉強を始めなきゃ将来が不安」
こんなふうに、“すべき”が積み重なると、それがプレッシャーになり、心の余白がどんどん削られてしまいます。
実際のケース:心療内科の現場から
あるクライアントさん(30代・女性)は、仕事も家事も「完璧にこなさなきゃ」と思い込んでいました。でも実際は、帰宅後に疲れ切って動けず、「また今日もできなかった」と自己嫌悪に。
カウンセリングの中で、「本当にそれ、やらなきゃいけないですか?」と問いかけたところ、彼女はハッとした表情をしました。そして、「実は、自分がやりたいからじゃなくて、“ちゃんとしてる人”に見られたくてやってただけかも…」と気づいたんです。
このように、「やらなきゃ」は多くの場合、自分の本心から湧いたものではなく、“他者の目”や“理想像”に縛られて生まれた幻想だったりするんですよね。
「やらない自由」も選んでいい
心理学者アルバート・エリスの**合理情動行動療法(REBT)**では、「非合理的な信念」を見つけ、それを柔らかくしていくことで心を楽にするアプローチを取ります。
たとえば、
「私は常に生産的でなければならない」という信念があると、休んでいる自分を“怠け者”と感じてしまいます。
でも本当は、「時にはのんびりしていいし、自分のペースで動いてもいい」という信念に変えていくことができるんです。これがまさに、「やらないことを選ぶ自由」を自分に与えるということ。
やらないことで、見えてくる本当に大切なこと
手をつけられなかった“やらなきゃ”を手放してみたら、意外と心が軽くなることってあります。すると、不思議と他のことに集中できたり、自分にとって本当に必要なことが見えてくるんですよね。
“本当に大切なこと”は、たいてい静かで地味な顔をしてます。
だからこそ、心のスペースを空けてあげないと、見つけられないんです。
「やらなきゃ」の正体を見抜くコツ
- それは“誰のため”のタスク?
→ 自分の幸せのためか、それとも“誰かにどう思われたい”ためか? - 今すぐ必要?
→ 緊急でないなら、やらなくても大丈夫な可能性大! - それをやらないことで、本当に困る?
→ 困るのは“気持ち”だけで、現実は変わらないかもしれません。
この3つを自分に問いかけてみると、“やらなきゃ”の正体がぼんやりと見えてきますよ。
いかがでしたか?今回は「やらなきゃいけないと思いながら手をつけられないこと」についてお話させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
今日もバリバリぜっこーちょー‼️
それでは次回の投稿をお楽しみに〜❣️