今回は「色んなところや人が良いと進めている物や事、方法などを取り入れようと思うが、どうしても取り入れたくないのはおかしいことではないんです」っていうお話をしますね❣️
みんなが良いって言ってると、「やらなきゃ」って焦ったり罪悪感を持ったりしがち。でもね、それって本当に必要なことかな?という視点で、今日も一緒に深堀りしてみましょう!
「みんながいいって言ってる」がプレッシャーになるとき
「これ、すごくいいよ!」「今は○○が流行ってるよ!」
SNSや本、講演会などで、たくさんの人がそう言っていると、「私もやらなきゃ遅れてる?」って焦る気持ち、ありませんか?心理カウンセリングの現場でも、こうした“周囲とのズレ”に苦しんでいる方は多いんです。
たとえば、ある女性クライアントさん。彼女は周囲から「朝活は最高!人生が変わるよ!」と勧められ、無理して5時起き生活をスタート。でも1週間で心も体もヘトヘトに…。結局「私はダメだ」と落ち込み、自己否定が強まりました。
でも、ここで大切なのは**“良いものが、必ずしもあなたにとって良いとは限らない”**という視点なんです。
「合わない感覚」には理由がある
心理学では、**“認知的不協和”**という言葉があります。これは、自分の中にある価値観や感情と、外からの情報がぶつかるときに感じるモヤモヤや違和感のこと。たとえば、「自分には朝が苦手という自覚がある」のに、「朝活が良い」と言われると、心の中でぶつかり合いが起きます。
この不協和を解消するために「無理に合わせる」という選択をすると、自己一致(self-consistency)を失い、心のストレスは増す一方。逆に、「自分はこう感じる」と認めることが、長期的には自己肯定感を高め、心の安定にもつながっていくんです。
「取り入れない」ことが自分を大事にする選択
実は、「あえて取り入れない」という選択も、立派な自己決定です。心理学者カール・ロジャーズは、自己成長のためには“自己一致”が不可欠だと説きました。つまり、「自分の感覚や価値観と一致した生き方をする」ことが、心の健康にはとっても大事なんです。
カウンセリングでも、「合わないものをやめる勇気が持てた」と話される方は、表情が明るくなり、心がふっと軽くなったりします。誰かの「いい」を無理に取り入れるよりも、自分の「しっくり」を大切にした方が、長い目で見ればずっとラクに生きられます。
「みんなが良い」という幻想を疑ってみる
“みんながいいって言ってる”という言葉、よく考えると誰の声でしょう?実際には「一部の声が大きい人の意見」であることも多いですよね。
そして、心理学では「社会的証明(social proof)」という理論があり、人は他人の行動を正しいと判断する傾向があることがわかっています。つまり、「みんながやってる」と聞くと、自分の感覚よりもそっちを優先しちゃいやすいんです。
でも、大切なのは“他人の正解”ではなく“自分の納得”。その違いに気づけると、人に流されずに、自分のペースで生きる力が育っていきます。
「合わない」は“成長している証”かもしれない
もし今、誰かが勧めているものに対して「うーん、どうしても気が乗らない」と感じていたら、それはあなたが自分の感性でちゃんと生きている証拠かもしれません。
そして、その感覚を尊重することこそが、大人の成熟した自己選択。心理学的にも、“自律性”の高い人ほど幸福感が高いと言われています(自己決定理論:Self-Determination Theoryより)。だから、「これは私には合わない」と素直に思える心は、むしろ誇っていいことなんです。
「本当はどうしたい?」の声に耳をすませて
最後にひとつ、自分への問いを紹介します。
「もし“誰の目”もなかったら、自分はどうしたい?」
これを自分に問いかけるだけで、意外な答えが浮かぶことがあります。社会的なプレッシャーから少し距離を取り、自分の本音と向き合う時間を持つだけで、心はぐっと楽になります。
自分の内なる声を信じて、自分に合った選択をしていきましょう。
いかがでしたか?
今回は「みんなが良いと勧めているけど、どうしても取り入れたくないのはおかしいことではない」というテーマについてお話させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
今日もバリバリぜっこーちょー‼️
次回の投稿もお楽しみに~❣️