今回は「人とのつながりが心を育てる」って、どういうことかお話しますね❣️
人と話すと、なんだかホッとしたり、元気が出たりすることってありますよね。
でも逆に、ひとりでずっといると、心がジワジワ疲れてくることも・・・。
今回は、そんな「つながり」と「孤独」の心理学を、カウンセリングの現場の視点からお届けします😊
「孤独」とは“誰もいない”ことではない
孤独という言葉から、真っ暗な部屋に一人でいるようなイメージを持つかもしれません。
でも、実は「孤独」って、物理的に一人かどうかではなく、「自分は誰からも理解されていない」と感じたときに強くなるものなんです。
現代はSNSやスマホでいつでも誰かとつながれる反面、心の深いところでの“つながり”を感じにくくなっています。
例えば・・・
あるクライアントさん(40代女性)は「家族もいて、職場でも人と関わってるのに、いつも寂しい」と涙を流しました。
それは、“物理的なつながり”はあっても、“心理的なつながり”を感じられていなかったから・・・。
つまり、「わかってもらえてない」と感じることが、孤独の正体なんです。
安心の根っこは「つながり」から
心に安心感をもたらすのは、人とのあたたかいつながりです。
これは心理学の「アタッチメント理論」(愛着理論)でも説明されています。
幼少期に親や養育者から安定した愛情を受け取った子どもは、大人になっても「自分は大切にされる存在だ」と信じることができるようになります。
これを「安全基地」と呼ぶのですが、大人になってからもこの安全基地になる人(信頼できるパートナー、友人、セラピストなど)がいることで、心の安定が保たれやすくなるんです。
カウンセリングでも、クライアントさんが安心して感情を表現できるようになると、自然と人とのつながりへの信頼が回復していきます。
これは心の“土台”を立て直すプロセスなんですね。
つながりが心を育てる瞬間
ある20代男性のクライアントさんは、過去にいじめを受けた経験があり、人とかかわることに強い恐怖を感じていました。
最初はカウンセラーとも目を合わせるのがやっと。
でも、少しずつ関係性を築いていく中で、彼は初めて「安心して本音を話せる人」に出会いました。
この体験を通して、「人って怖いだけじゃないんだ」と感じた彼は、徐々に友人との交流も増やすようになりました。
つながりの中で、自己肯定感が育ち、心の柔らかさが戻ってきたのです。
このように、たった一人でも“安心できる他者”がいるだけで、人の心は大きく変化していきます。
心理学ではこれを「修正的情緒体験」と呼び、人との関係の中で過去の傷を癒していくことができるとされています。
「孤独」になりすぎないためにできること
じゃあ、自分が孤独になりすぎないためにはどうしたらいいの❓
そんな声に、私からのオススメは3つあります。
- 小さな「ありがとう」や「おはよう」を増やす
何気ないやり取りが、心に小さな「つながりの灯」をともしてくれます。 - 感情を言葉にしてみる
「今日はなんか疲れたな」でもOK。気持ちを言葉にすることで、誰かに伝えたくなります。 - 信頼できる人に話す習慣を持つ
友人でも、カウンセラーでも、安心して話せる場所があるだけで、心は元気になります。
おすすめ書籍でさらに深めよう!
人とのつながりや孤独についてもっと学びたい方に、以下の本をおすすめします。
読むだけで心があったかくなる1冊です。
いかがでしたか?今回は「人とのつながりが心を育てる」ことについてお話させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
今日もバリバリぜっこーちょー‼️
次回の投稿をお楽しみに~❣️