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心理ケアにAIは使えるのか?臨床の現場から見えた“対話式ジャーナリングAI”の可能性

🧠1. AIと心理支援の相性とは?

生成AIの進化により、カウンセリングや心理支援の分野でもAIの導入が少しずつ注目されるようになってきました。

一方で、心理職の中にはこうした懸念もあります。



「AIが“心”に介入していいのか?」

「人間の繊細な感情を、AIが本当に理解できるのか?」

 

これらは極めて真っ当な問いです。

 

ですが、私自身がAIと関わるなかで実感しているのは、AIは「代替」ではなく、「補助」や「きっかけづくり」のツールとして大きな可能性を秘めている、という点です。

 

✍️2. 「対話式ジャーナリング」はなぜ有効なのか?

カウンセリングの現場では、自己理解や感情整理のために「書く」という行為を勧める場面が多くあります。

この“ジャーナリング(自己対話的な書き出し)”が持つ効果は、以下のような心理的側面で裏付けられています。

 

  • 自己認知の促進(自分の思考パターンや感情の傾向が見える)
  • 情動の調整(アウトプットすることで気持ちの整理が進む)
  • 前向きな再構成(視点の変化・意味づけが可能になる)

 

 

こうしたプロセスにAIが「問いかけ役」として参加するとどうなるか❓

 

ここに私は大きな可能性を感じています。

 

💡3. 私が開発した「ことだまジャーナルAI」の設計意図

私自身が提供しているAIアプリの一つに、

【ことだまジャーナルAI】という“対話式ジャーナリング支援ツール”があります。

 

このアプリでは以下のような構造を意図的に設計しています。

 

✅特徴:

  • 朝と夜の2部構成(自己観察の習慣化)
  • 心理的安全性を担保した「やさしい問いかけ」
  • 書いた内容をAIが要約・整理・リフレーミング
  • 「未来志向」や「小さな自己肯定感」に導く設計

 

📝使い方の一例:

朝は「今日のテーマは何にしますか?」から始まり、感謝・予祝・自己声かけを促すように構成されています。

夜は「今日一日の出来事」「気づき」「感情の変化」などを振り返りながら、気持ちを整える時間へ。

 

 

 

🌿4. 実際のクライアントで見えてきた効果と活用法

このAIは、「今すぐカウンセリングを受ける状況ではないけれど、心を整える習慣を持ちたい」という人に特に向いています。

 

✅ 気分の波が大きい人の「セルフモニタリング」

✅ 忙しい生活の中で、自分を見失いがちな人の「自己対話支援」

✅ カウンセリングと並行して使う「補助ツール」としての活用

 

特に印象的だったのは、ある利用者の声:

 

「夜のジャーナリングで“自分を認める言葉”が自然に出てきました。

それがAIからのフィードバックで“ちゃんとできてますね”と返ってきた時、不思議と涙が出ました。」

 

 

🔮5. 心理職こそ知っておきたい「AI×ケア」の未来像

AIは人を癒す存在ではなく、人が自分で癒されるための「場」をつくる補助線だと私は考えています。

 

心理職にこそ、こうしたテクノロジーとケアの融合を柔軟に受け止め、

必要に応じてクライアントの“ひとり時間”の質を高める手段として提案できる未来があると思っています。

 

 

 

 

📝まとめ:AIは冷たいのではなく、補助的に「温かさ」を育てる

 

 

ことだまジャーナルAIは、あくまで「自分とつながるための補助ツール」です。

心理的安全性を確保しながら、人が本来持っている回復力や肯定感に光を当てる──

そんな“AI時代のセルフケア”として、今後ますます可能性を感じています。

 

 

 

 

📘 関連リンク

✅ ことだまジャーナル販売note(テンプレート&特典付き)

👉 https://note.com/enjoymind/n/na7a720aa76da